溶剤
桐油
アブラギリの木の種子から得られる、乾性油。乾燥性や耐水性に優れるため、塗料や印刷インキに用いられる。
再生油
使用済み潤滑油中の劣化生成物や混入異物を分離除去して再生した油。
酢酸エチル
化学式 CH3COOCH2CH3 で表される有機化合物。酢酸とエタノールが脱水縮合したエステル。パイナップルに似た果実臭のする無色で揮発性の液体で、有機溶媒として用いられる。
トルエン
化学式 C6H5CH3 。ベンゼンに似た臭気をもつ無色の可燃性液体。沸点 110.6℃。水には難溶であるが,種々の有機溶媒とよく混る。医薬,香料,染料,トリニトロトルエン (TNT) などの合成原料、溶剤としても用いられる。
無機溶剤
無機溶剤は水や二酸化炭素といった自然界の物質を使用した溶剤。
メチルエチルケトン
ケトンに分類される有機溶媒の一種。化学式 CH3COC2H5。無色の液体で、特異な匂いがある。水にかなり溶けるが、水との混合物は均一な外観を維持しない。塗料溶剤や合成樹脂の原料となる。毒物及び劇物取締法により劇物に指定されている
有機溶剤
他の物質を溶かす性質を持つ有機化合物(炭素・酸素・水素を中心とした、常温で液体の物質)の総称。
・炭化水素類:炭素(C)と水素(H)だけで構成される。金属を腐食しない特性と、油類の溶解性も高く安価なものが多い。
・アルコール類:構造式に水酸基(−OH)を持つ。乾燥性も高い。インクの抽出剤として使われる。
・ケトン類:構造式にケトン基を持つ。炭化水素類によく混ざる。
・エステル類:酸とアルコールを脱水縮合したもの。樹脂の溶解力が高い。
・エーテル類:アルコール同士を脱水縮合したもの。揮発性が高い。