添加剤
アンカーコート
アンカーコートとは、塗布する原紙が塗布する材料との密着性が悪い、原紙に対してコーティング剤を塗布する事によって、原紙と材料の密着性(接着性)を高める。またはコーティング剤そのものをアンカーコートと呼ぶ。
アンチグレア剤
フィルム表面の照明や太陽光などのギラツキや映り込みを、光を乱反射させることで軽減する薬剤。
架橋剤
鎖状高分子を橋かけ構造に形成させるために、使用される化学物質のこと。
化学反応によって、(塗料を) ひきしめ、硬くするための添加剤。
*架橋とは
主に高分子化学においてポリマー同士を連結し、物理的、化学的性質を変化させる反応のことである。
ガスバリア剤
水蒸気や酸素等のガスの侵入を遮断する為の材料
カップリング剤
二つの分子を結合させて一つの分子にする化学反応を促進する薬剤
皮張り防止剤
インキや塗料の皮張り(インキや塗料の保存中に,インキや塗料の表面に乾燥皮膜ができる現象)を防止するために用いる薬剤。
乾燥剤
空気中から水蒸気を吸収する薬剤。油性塗料等では、水分の除去ではなく酸化重合反応を促すための乾燥促進剤として金属石鹸などが用いられる。
希釈剤
接着剤の粘度や樹脂分を低下させるために添加する液体のことで、溶剤や水が使用されることが多い。
湿潤剤
固体の表面を濡れやすくする作用を増大させる、水の表面張力を大きく低下させる、薬剤
酸化チタン
(1) 酸化チタン (II) TiO 。黒色柱状晶。比重 4.93,融点 1750℃。
(2) 酸化チタン (III) TiO2O3 。紫色結晶。比重 4.6。
(3) 酸化チタン (IV) TiO2 。
酸化数II,III,IVの化合物が知られるが,広く用いられているのは酸化チタン(IV)である。
酸化チタン(IV)
工業的に大量につくられ,日本における総生産量は10万t以上で,その90%以上が白色顔料のチタン白として使われており,最大の隠ぺい(蔽)力をもつ無機顔料である。
酸化防止剤・老化防止剤
酸化防止剤:ゴム、プラスチック、油脂、食品など、自動酸化をおこしやすい物質に添加し、品質の劣化を防ぐための薬剤。
老化防止剤:ゴム製品の老化を防止する薬剤。酸化防止剤と同じ作用のものが多いので,酸化防止剤と類称される。アミン系,フェノール系化合物が多い。
充填剤
その機能や利用効果に変化を与えないで容量を増すために添加される物質。
赤外線カット
赤外線、および近赤外線を低減し、熱を低減する材料
絶縁剤
電流が流れない材料
帯電防止剤
固体または液体が静電気を帯びるのを防ぐために用いられる、導電性を持つ薬剤。
表面抵抗値が10の6~8乗程度あり、静電気は空気中に放電し、蓄積静電気が低減する。静電気等によるゴミやホコリの付着や電子機器不具合などを防止する目的。電気は通す目的では使用されない。
沈殿防止剤
比重の大きな顔料などが沈降しないように粘性を与える薬剤
艶消し剤・マット剤>
表面がザラザラで光を乱反射させるため、ツヤが消えて見える状態にする薬剤
導電剤
表面抵抗値が小さく、電気を通すための材料。
難燃剤
プラスチック、ゴム、繊維などを、燃えにくくするために添加される薬剤。
粘度調整剤
液体の粘度を必要な範囲に調整するために用いられる薬剤。
発泡剤
ベースになる材料に加え、加熱して分解し、ガスなどを発生させて、細胞構造を形成するための薬剤
反射防止剤
光の反射を抑えるための薬剤(可視光の透過率が高く、屈折率が低い)
放熱剤
熱を放散する材料
ワックス添加剤
ワックスは、蝋(ロウ)のことで、艶出しや潤滑剤として用いられる。ワックスは常温で固形のため、ワックスを水または有機溶剤に微細に分散させるか、または微細な紛体にして、取扱易くしたものがワックス添加剤である。
離型剤
フィルムを型等からはずしやすくするために塗る薬剤。